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2008年  
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銀行が殖産従組に謝罪


山形県労委で9月8日、全面勝利和解


昨年5月7日の殖産銀行・山形しあわせ銀行合併(現きらやか銀行)を前に、銀行側がかけてきた組合つぶしの攻撃に対し、殖産従組は山形県労働委員会に不当労働行為救済申立を昨年5月15日に行い、たたかってきました。

県労委では、地域・全国の仲間が応援に駆けつける中で、4回の調査と6回の審問が行われました。そして、銀行側が殖産従組をつぶすため、半年前から「組合つぶし」計画書を作成していたことや、管理職をつかって脱退を強要したり、きらやか従組結成の発起人の集まりに経費援助をしてきたことなどが明らかになり、今年5月16日結審しました。

その後、県労委の勧告で和解手続きに入り、4回目の9月8日、組合側の主張をほぼ認める内容で、全面勝利和解が成立しました。

和解では最初に、殖産従組組合員に対し脱退をすすめるなどの不当労働行為を行ったことを銀行が認め、組合に謝罪し今後、このようなことを一切行わないと約束しました。


声明文はこちら(PDF文書)


9月8日、山形県庁前にて

9月8日、山形県庁前にて


組合所属確定まできらやか従組へのチェックオフ停止


きらやか従組結成後、銀行は所属組合員がわからないなどとして、殖産従組の組合費のチェックオフを一方的にストップ。他方、殖産従組が無効としている「脱退届」や「脱退届」そのものが出されていない組合員を含め、きらやか従組にチェックオフを行ってきました。

和解では、殖産従組ときらやか従組双方が所属を主張する組合員について、両組合が協議し、所属組合が確定するまで、銀行はきらやか従組に行っているチェックオフを停止することになりました。


宣伝活動はこれまで通り認める


和解ではこの他、合併後、銀行が制限してきた本社敷地内での殖産従組のビラ配布について、殖産銀行時代と同様、行員通用口で行うことを認めました。また、本社ビル8階食堂前の掲示板について、現在きらやか従組が利用していますが、殖産従組も利用することを認めました。

さらに、殖産従組が受けた損害などに対し銀行が解決金を支払うとともに、健全な労使関係の確立に向け、銀行・組合ともに誠意を持って努力することを確認しています。



殖産従組・全面勝利和解

全面勝利和解



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