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2008年  
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北洋銀行・斉藤過労死裁判

国側、上告断念


北洋銀行・斉藤過労死裁判の札幌高裁判決の上告期限は3月13日でしたが、国側(札幌東労基署)は上告手続きを取りませんでした。これで、斉藤久江さんの過労死を認めた高裁判決が確定しました。


判決後、直ちに北洋銀行労組は支援の仲間とともに、札幌東労基署や北海道労働局を訪問、判決に従い上告しないよう要請しました。3月4日には厚生労働省本省に対して、「厚生労働省は、この判決を真摯(し)に受け止め上告しないよう強く要望します」という遺族の声も紹介しながら、心ある労働行政を求めました。

また、金融労連各単組や国民春闘共闘、全労連傘下の組合から「再び業務上と認めた判決に誠実に従い、上告することなく直ちに労災を適用するよう」、北海道労働局長宛の要請FAXを集中しました。


国側が上告を断念し、高裁判決が確定したことに北洋銀行労組は、裁判傍聴や公正な判決を求める署名・要請ハガキ、要請FAXなど、これまでの地域・全国のみなさんの支援に感謝しています。今後は、「過労死」の起きることのない職場作りと、北洋銀行が誠意をもって遺族及び関係者に謝罪して、使用者責任を果たすよう求めていく方針です。


高裁判決直後

高裁判決直後、札幌高裁前



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